仏事あれこれ( A ) 001

001 念珠の使い方

 ・ お念珠(ねんじゅ)は仏さまに合掌礼拝(らいはい)する時の、大切な法具です。

 ・ 必ず左手に持つ


 ・ 床や畳の上に直接に置かない

 ・ 念珠をもんだり擦り合わせるのは誤った使い方

 ・ 男性は紐房 女性は切り房 (浄土真宗の念珠は一輪の単念珠)
 
 仏事儀式には、念珠とともに、門徒式章を必ず身に着けていただきたいものです。
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仏事あれこれ( A ) 002

002 焼香について

焼香の順序

 1.尊前の二、三歩手前で軽く一礼
     左手に念珠を持ち、焼香卓の前に進みます。
     焼香卓の二、三歩手前で、ご本尊に向かって一礼します。

 2.香を一回つまみ香炉へ入れる
     右手で香盒(香の入れ物)の蓋をとって香盒の右端に置きます。
     念珠を左手にかけたままで、香を右手の親指、人さし指、中指でつまみ
     ます。
     つまんだ香をそのまま一回だけ香炉にくべます。
     香をつまんでから、頭や額のあたりに持ち上げて、おしいただく人が多い
     ようですが、浄土真宗では香をおしいただきません。

 3.合掌してお念仏をとなえ、礼拝
     香盒の蓋をします。
     念珠を両手にかけて合掌し、お念仏を唱えます。
     お念仏を唱えながら礼拝します。

 4.後退して一礼
     二、三歩後ろにさがります。
     再度ご本尊に一礼。

 5.席に戻る

焼香の誤った解釈
 ・ 祈る
 ・ 香を2回、3回と焚く
 ・ 香をたく前に合掌する
 ・ お願いする言葉をつぶやく
 ・ 香を額まで持ち上げていただく

焼香や線香は、芳しい香り中に阿弥陀如来さまのお徳を偲ばせていただくためです。
焼香や線香は、かおりに価値があるのですから、それ以外の意味づけは必要ありません。
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仏事あれこれ( A ) 003

003 布施について

布施の正しい解釈
「布施」とは、僧侶に差し上げるためのものではなく、「お寺のご本尊(阿弥陀如来さま)にお供えする」と言う意味合いのものなのです。
僧侶が法を説く「法施」という布施と、財物(金品など)を施す「財施」という布施の交換です。

布施は阿弥陀如来さまへ報謝として捧げるものです。
僧侶への労働報酬と考えるのは、間違いです。
布施の誤った解釈 御経料、回向料、供養料、追善料、御霊前 等々
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仏事あれこれ( A ) 004

004 お仏壇のお給仕とお供え

普段はお仏飯だけをお供えし、三具足でお飾りしますが、報恩講や命日の時などは、お供物をお供えし、五具足にてお荘厳します。(余った仏具はしまっておきます)
お荘厳とは、ご本尊を中心とした色々な「おかざり」のことを言います。
お仏壇のお給仕の順序は
 1.花瓶に花を供える
 2.金灯籠、輪灯に点火
 3.ロウソクに点燭(点火)
 4.土香炉に供香(お線香は、土香炉に寝かせて供える)
 5.炊き立てのご飯(お仏飯)を供える
金香炉(通常火を入れません)は本来、焼香用の香炉ですが、今ではお飾りするだけで香は入れません。
この時、浄土真宗では、水やお茶、また、霊供膳、カゲ膳といわれる小さなお膳は供えません。
花瓶には適当な花を供えます。ただし、毒やトゲのある花、悪臭のある花、造花の花などは供えません。
また、金色の蓮の造花(金蓮華)がよく見受けられますが、浄土真宗では用いません。
お仏壇は欠かさず掃除し、花瓶の水は毎日取り替えましょう。華瓶には、樒やその他の青木を立てます。
報恩講や新年、お彼岸、お盆、年回(年忌)法要などのときには、特に入念な掃除をし、仏具を磨き、香炉の灰をきれいにしましょう。
お勤めが終わりましたら、ローソクの火は消して、お昼前にはお仏飯を下げ、お下がりとして感謝していただくようにします。
なお、お仏壇の扉は、夜のお勤めが終わるまで開いておきます。
お仏壇の構造が二重扉となっているものは、日中は内扉だけを閉め、就寝前に火元を点検のうえ、すべての扉を閉じます。
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